三寒四温のこの季節、入船山記念館の森では暖かさに誘われた自然の便りで春を感じることができます。
椿や桜が咲き、樫や楠の古い葉が落ち、艶のある新緑が目立つようになり、ツツジの花が咲き始めています。
それだけでなく、キツツキがつついた木のくずが落ちていたり、松の花粉で景色が黄色くなったりなど、春の入船山の表情は様々です。
そんな中、今朝は嬉しい出来事がありました。
「東郷元帥ゆかりのイチョウの木」の葉が芽吹いていたのです!
英国南西部の造船の街ペンブロークから呉にやってきたイチョウの苗木は、去年7月1日に植樹され、小さいながら秋に黄色くなった葉を、冬に散らせました。
枝だけになった寂しい姿を見ると、元気が無いように見えてしまい、スタッフ一同で心配をしておりましたがしかし、厳しい冬を越え、ご覧の通り若々しい葉を芽吹かせています。
小さなイチョウにも春が来たようで安心しました。
「東郷元帥ゆかりのイチョウの木」は東郷家住宅離れの横に植樹されています。
春の訪れを感じられる入船山記念館へ、ぜひお越しください。