12月2日(土)、募集していた塔時計旋律の入賞者表彰式を行いました。
塔時計の旋律募集は、呉東ロータリークラブと呉市が主催し、
施設内にある塔時計から流れるメロディを市内の小中学生から募集しているもので、
今年度は588件の応募の中から優秀賞10曲、努力賞60曲が選ばれました。
表彰式は、つばき会館の音楽ホールで行われ、入賞者へ賞状と記念品の贈呈の他、
優秀賞受賞者の作品を呉市音楽家協会の方に演奏していただきました。
優秀賞受賞者の作品は、来年6月10日(月)の「時の記念日」から1年間、
1日4回(9時・12時・15時・17時)に塔時計の時刻に合わせて1曲ずつ流れます。
また、来年6月8日(土)には入船山記念館の長官官舎客室にて優秀受賞曲のコンサートを開催する予定です。
どうぞお楽しみにお待ちくださいませ。
■旧呉海軍工廠塔時計
1921(大正10)年6月、旧呉海軍工廠造機部屋上に設置され、終戦まで、呉工廠とともにその歴史の時を刻んできました。
高さ約10mで、本体は一辺2.4mの立方体、四方には1.5mの文字板があり、電動親子式衝動時計としては、国産で最も古いもののひとつです。
1981(昭和56)年呉市有形文化財に指定されています。
また、1日4回流れるメロディーは、毎年呉市内の小中学生が作曲したものです。
入船山記念館の塔時計から、さわやかで親しみのある旋律を流すことで次世代を担う学生たちの豊かな音楽性を培い、
今後もこの塔時計が平和なときを刻み続けることを願っています。