■企画概要
大和ミュージアムのリニューアルにともなう休館対策の一環として、入船山記念館で企画展示をおこないます。
本展示では、陸上で建造した船を海上に浮かべることで船の誕生を祝うものとして行われてきた「進水式」に着目します。
呉海事工廠では133隻の艦船が建造されました。進水式は呉市民にとっても大きなイベントでしたが、戦時下には機密保持のため一般公開されなくなるなど、その折々の時代背景を物語るものでもあります。
本展示では、進水式の記録写真や当時の新聞資料、進水する船体と式台をつなぐロープ(支網(しこう))を切断する際に使用された斧、進水式で配布された記念品など、大和ミュージアムと入船山記念館の所蔵資料を中心に、明治期から戦後復興期にかけて呉で行われた進水式を紹介します。
■主な展示資料
・進水斧 タンカー,鉱石運搬船など
・進水記念品 航空母艦「赤城」,一等巡洋艦「那智」,戦艦「大和」
・模型 航空母艦「赤城」,一等巡洋艦「那智」,戦艦「大和」(1/150)
戦艦「扶桑」の進水式
浚渫(しゅんせつ)船(せん)「ZULIA」の進水式で使用された斧
期間: | 2025年1月10日(金)~12月28日(日) |
場所: | 入船山記念館 歴史民俗資料館展示室 |
観覧料: | 一般250円・高校生150円・小中学生100円 |
主催: | 入船山記念館 |